天台宗別格本山
龍谷山
水間寺
◆利生の銭
 利生とは、仏様が衆生に与える利益のことで、「利生の銭とは」水間寺に初午詣(旧初午の日)をして、来年の初午の日にはこの利生の銭を倍額にしてお返しする事によって、ご利益を頂戴するものです。
現在では旧初午の日にご祈祷を受けられた方に「利生銭入り餅」が授与されます。
「旧初午法会」
当山三大法会の一つで毎年旧暦の初午の日に行われます。
利生の銭についての話
 この水間寺には三重の塔があるが、これが利生の銭に因縁の話がある。或る年江戸の名も知れない廻船問屋が一貫の利生の銭を借りて帰ったが、なかなか返済に来ない。とうとう13年目に馬の背に13年間の元利を揃えて参拝した。よってこの銭をもってこの塔を建立したという話である。後にこの人は網屋という人だ と判明した。
 この水間寺の利生の銭については、江戸時代の有名な小説家、井原西鶴の「日本永代蔵」(1688年刊日本の経済小説の先駆けといわれている)にも取り上げられている。
 現在の三重塔は、天保5年(1834年)岸和田藩主 岡部長愼により再建されたものである。

三重塔
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