天台宗別格本山
龍谷山
水間寺
◆お夏清十郎
●お夏清十郎由来−愛染明王に祈願し、成就する
 約700年前、伏見天皇の勅使御参侯の随身に山名清十郎という美男子ありしが、当日勅使饗応のために村下の豪農楠右衛門の娘お夏が出仕し、これまた鄙にまれな美女にて、いつしか相い思いつつもその場は別れ、その後、お夏は境内愛染明王に毎夜祈願致し、その甲斐あってか間もなく南北朝の戦いが始まり、清十郎は先陣を承り、住吉渡辺橋に戦功を立てしも、敗者の身となりしを聞き、お夏は愛染橋の加護により、奇しくも住吉の松原にて清十郎に巡り会い、水間に手に手を取って帰り、仲睦まじく想いを遂げ、苔下の露と消ゆと伝う。

お夏清十郎由来の石碑

愛染堂ゆかりの椿の木
●お夏清十郎の墓−身分の違いを乗り越え、結ばれる
 縁結びの仏様の愛染明王を祀る愛染堂の前庭の横に身分の違いを乗り越え、結ばれた「お夏清十郎の墓」があります。
お夏清十郎の名は余りにも名高く、播州にもこれと同じ伝説があります。井原西鶴の浮世草子「好色五人女」やそれを脚色した近松門左衛門の世話物「五十年忌歌念仏」で知られるお夏清十郎は、播州を題材にしています。
 水間の「お夏清十郎」の伝説は、1936年(昭和11年)に映画化され、林長二郎(長谷川一夫)田中絹代の二人が主演しています。この墓の前の花立てには、その記念に二人の名が刻まれています。

お夏清十郎の墓

■縁むすび祈願―「愛染堂」
境内にある愛染堂は、縁むすびの仏様の愛染明王を祀っています。
前述の「お夏清十郎由来」にあるように、清十郎に会いたい一心で再会を願いこの愛染堂に毎晩祈願を続けたお夏が遂にその恋を成就させたことから、この愛染堂は「良縁・縁むすび」のご利益があるということで多くの若い方々や良縁を求める方々がお参りされています。
境内には縁むすびの愛染椿があり、また少し離れた裏山(水間公園内)には愛染橋がありますので、お参りの際はこの縁むすびの愛染橋もお渡りください。(良縁祈祷のご希望の方は、ご祈祷ページをご覧ください)

愛染明王

お夏清十郎の由来碑

愛染橋

愛染堂入口

縁結びのお守り
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